「ハーバードの人生を変える授業」

私たちの仲間が本を翻訳した。一般社団法人 ポジティブイノベーションセンターの成瀬まゆみだ。


タル・ベン・シャハー『ハーバードの人生を変える授業』大和書房


もちろん、「ポジティブ心理学」の本だ。
きょう発売だった。
予約していた本がAmazonから届いた。
それも、とても売れそうな本だ。

さっそく、読んでみた。

一小節のひとつひとつが短くできていて概念をつかみやすい。
心理学の重要な概念が短い文章でちりばめられている。
多くのワークがある。


一つ一つのワークが人生を「幸せにする」ワークだ。

ここでいう幸せは「楽で気持ちの良いこと」だけではない。「困難に向かって努力し、苦労して充実感を味わうこと」も含めての幸せだ。これこそ「ポジティブ心理学」のいう幸せ感だ。


その幸せ感を得るための方法や考え方が書かれている。


原題が『Even Happier』だから、「人生を変える本」というのは「幸せなる本」なのである

タル・ベン・シャハーの本だからだれが見てもよいと判断することは間違いない。タル・ベン・シャハーはハーバード大学で一番学生を集めた授業をしていた教授だ。そのひとが書いた本だ。

昔、ポジティブ心理学の仲間から聞いたことがある。たしか、経営学部での1学期で1400名(ぐらい??)の学生をあつめたハーバードの歴史に残る巨大クラスだったそうだ。
警戒がくべでの心理学のクラスが人気になったのだ。


タルは今は退官して、イスラエルの戻っている。
私はタルのクラスをペンシルバニア大学のインターネット講座で受けたことがある。
話し方・学説・事例・例話・スライドともにわかりやすい、プレゼンテーションの上手な教授である。

今は、後任の教授が「ポジティブ心理学」をベースにクラスを開催しており、この人も相当の人気者だとアメリカにいる仲間たちから聞いている。


翻訳本はなかなか出版社が出してくれないと聞いている。
われらの仲間の成瀬まゆみは自ら出版社と交渉し、自ら翻訳して、堂々と出版を果たした。


初日の売れ行きは上々のようだ。
これからの成瀬まゆみも、本も、皆で応援したい。